Arctic Wolf、最高クラスのエンドポイントの予防、検知、対応機能によりセキュリティオペレーションのAuroraプラットフォームを強化へ
カナダオンタリオ州ウォータールー、米国ミネソタ州エデンプレーリー発 – 2024年12月16日 – セキュリティソフトウェアとサービスのグローバルリーダーであるArctic Wolf®とBlackBerry Limited(本社:カナダ・オンタリオ州、CDO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB、以下BlackBerry)は、カナダ時間2024年12月16日、Arctic Wolf(アークティックウルフ)がBlackBerryが保有するCylance®エンドポイントセキュリティ資産を取得する正式契約を締結したことを発表しました。Cylanceは、世界中の数千の組織が信頼するAIベースのエンドポイント保護のパイオニアです。この買収により、Arctic Wolfはエンドポイントセキュリティ市場に簡素さ・柔軟性・高い成果における新時代をもたらし、顧客が求めるセキュリティオペレーションの成果を提供します。
契約条件に基づき、BlackBerryはCylance資産を1億6,000万ドルの現金(調整事項あり)とArctic Wolfの普通株式約550万株でArctic Wolfに売却します。購入価格の調整後、BlackBerryは取引完了時に約8,000万ドル、取引完了1年後に約4,000万ドルの現金を受領する見込みです。本取引は通常の完了条件を満たす必要があり、BlackBerryの2025年会計年度第4四半期中(2024年12月から2025年2月)の完了が見込まれています。
Arctic Wolfは、AI活用によるセキュリティオペレーションのリーダー企業として、単一のオープンプラットフォームから、顧客が求める効果的で包括的、かつ信頼性の高いセキュリティ成果を提供しています。Cylanceが誇る革新的なエンドポイントセキュリティ機能群と強化されたAI機能の統合により、Arctic Wolfはエンドポイントからエッジまでのカバレッジを提供する、市場をリードするプラットフォームプロバイダーとしての地位をさらに強固にします。
多くの組織が増加する個別のセキュリティツールの統合を検討する中、エンドツーエンドのプラットフォームへの需要が急速に高まっています。
Arctic Wolfの社長兼最高経営責任者であるニック・シュナイダーは次のように述べています。「セキュリティには運用面と有効性の課題があり、従来のエンドポイントソリューションは長年にわたり、約束してきた成果を上げられずにきました。Cylanceのエンドポイントセキュリティ機能をArctic WolfのオープンXDRであるAuroraプラットフォームに組み込むことで、真に統合された効果的なセキュリティオペレーションに対する切実なニーズに対応し、顧客により良い成果を提供します。これにより、アラート疲れを迅速に解消し、総合的なリスク露出を低減し、当社の保証と保険プログラムでさらなる価値を顧客に提供できると確信しています」
BlackBerryの最高経営責任者であるジョン・ジアマッテオは次のように述べています。「この度の契約締結によるArctic Wolfとの提携を大変喜ばしく思います。この合意は、当社の株主をはじめ全てのステークホルダーにとって、いわば『ウィンウィン』の関係といえるでしょう。顧客は途切れず提供されるサービスと、Arctic Wolfのようなグローバルサイバーセキュリティリーダーが提供する専門知識を享受できます。Arctic Wolfは、Cylanceのエンドポイントセキュリティソリューションを自社のネイティブなプラットフォームに統合可能となります。さらに、Arctic WolfがCylance事業を拡大・強化するにつれ、BlackBerryは政府系顧客へのリセラーとして、また株主としてメリットを得ることになります」
BlackBerryのセキュアコミュニケーション事業(BlackBerry® UEM、BlackBerry® AtHoc®、BlackBerry® SecuSUITE®を含む)には今回の取引による影響はなく、これらはBlackBerryのポートフォリオの重要な一部として存続します。
顧客・パートナーのために現代のセキュリティプラットフォームを再定義
Arctic Wolfは、ネイティブなエンドポイントセキュリティソリューションをポートフォリオに追加することで、業界最大級のオープンXDRセキュリティプラットフォームを構築します。顧客とパートナーは、サポートされている15以上のエンドポイントソリューションを選択できる柔軟性が得られます。Arctic Wolfは、こうした選択肢を提供する唯一のセキュリティオペレーションリーダーであり、総合的なアプローチによるリスク最小化を実現することで、あらゆる規模・成熟度の顧客に価値をもたらす独自のポジションを確立します。
Cylanceは長年市場をリードし、攻撃の98%を未然に防ぐ実績を持ち、多くの世界的な組織から信頼されるAI駆動型の予防・検知技術で知られています。2024年にはGartner® Peer Insights™のエンドポイント保護プラットフォーム(EPP)部門で2年連続して「Customers’ Choice」に選ばれました。CylanceをArctic Wolfのポートフォリオに統合することで、Arctic Wolfは業界最高水準のエンドポイント保護ソリューションを提供できるようになります。同社は世界最大級の商用SOC(セキュリティオペレーションセンター)のひとつを誇り、統合型セキュリティオペレーションおよび包括的な攻撃対象領域のカバレッジと相まって、お客様は最先端の防御力を手にできます。
Arctic Wolfの最高製品・サービス責任者(CPSO)であるダン・スキャッパは次のように述べています。「組織はツールとオペレーションを単一のプラットフォームによって統合することによって得られる、効果的な脅威分析・対応、安定したセキュリティ成果、そして実証可能なリスク低減を求めています。これまではリソースが限られ、コストもかさむため、このような目標の達成はほぼ不可能でした。今回の買収により、エンドポイントセキュリティが当社のプラットフォームに組み込まれることで、当社は組織が求めるセキュリティ成果を単一で摩擦のないオペレーションプラットフォーム上で実現し、今日の高度な脅威に対抗することが可能となります。その一方で、他のエンドポイントソリューションを活用中の顧客やパートナーに対するコミットメントを維持します」
Perella Weinberg Partners LPがBlackBerryの専任財務アドバイザー、Morrison Foerster LLPがBlackBerryの法務アドバイザーを務めました。Cooley LLPはArctic Wolfの法務アドバイザーを務めました。
本発表に関する詳細は、BlackBerryのCEOおよびCFOによるウェブキャストにて、2024年12月16日(月)17時30分(米国東部時間)よりご確認いただけます。一般公開されるライブ配信はこちら、またはBlackBerryの投資家向けウェブページ(BlackBerry.com/Investors)からアクセス可能です。米国フリーダイヤル+1 (844) 763-8275へお電話いただき、専用番号「51772」を入力することで音声参加も可能です。再放送は同日20時30分(米国東部時間)以降、同ウェブキャストリンクまたは+1 (877) 481-4010へお電話いただき、リプレイ用番号「51772」を入力することでご利用いただけます。
Arctic WolfのCPSOであるダン・スキャッパによる、Cylance買収の意図に関するブログ記事はこちらでご覧いただけます。
追加情報
- Arctic WolfのFacebook、Twitter、LinkedIn、YouTubeにご参加ください。
- Arctic Wolfのセキュリティオペレーションソリューションについてはarcticwolf.comをご覧ください。
- デモ依頼、見積依頼、またはセキュリティオペレーション成熟度アセスメントの実施をご希望の場合は、Arctic Wolfウェブサイトよりお申し込みください。
- Arctic Wolfパートナープログラムへの参加をご希望の場合は、ぜひご応募ください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、世界中の企業や政府機関向けに、インテリジェントなセキュリティソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryのソリューションは、2億5,500万台の自動車に搭載されています。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く同社は、AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細についてはBlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@BlackBerryをフォローしてください。
BLACKBERRYおよびEMBLEM Designなどの商標(ただし、これらに限定されない)は、BlackBerry Limitedの商標または登録商標です。また、このような商標に対する独占的権利が明確に留保されています。その他すべての商標は各社の所有物です。BlackBerryは第三者のいかなる製品またはサービスについて責任を負うものではありません。
Arctic Wolfについて
Arctic Wolf®はグローバルなセキュリティオペレーションのリーダーとして、クラウドネイティブなセキュリティオペレーションプラットフォームによって、現代のサイバー攻撃に直面する顧客がサイバーリスクに対処できるよう支援します。Arctic WolfのAuroraプラットフォームは、週あたり7兆件以上のセキュリティイベントを取り込んで分析し、かつてない規模と能力でのサイバー防御を可能にします。これにより、幅広い業界におけるあらゆる規模の企業が、自社のセキュリティ体制、準備性、長期的なレジリエンスに自信を持てるようになります。自動化された脅威防御、対応、修復能力を提供することによって、Arctic Wolfは、世界水準のセキュリティオペレーションの実現をボタンひとつで可能にし、顧客の最も重要な資産の保護を高速で実現します。詳細はarcticwolf.com、または@AWNetworks、LinkedIn、Facebookをご参照ください。
© 2024 Arctic Wolf Networks, Inc. All Rights Reserved. Arctic Wolf、Aurora、Alpha AI、Arctic Wolf Security Operations Cloud、Arctic Wolf Managed Detection and Response、Arctic Wolf Managed Risk、Arctic Wolf Managed Security Awareness、Arctic Wolf Incident Response、Arctic Wolf Concierge Security Teamは、Arctic Wolf Networks, Inc.またはArctic Wolf Networks Canada, Inc.およびその子会社がカナダ、米国、その他の国において保有する商標または登録商標です。
報道関係者お問い合わせ先
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Email: BlackBerryPR@next-pr.co.jp
本プレスリリースには、米国1995年私募証券訴訟改革法および適用されるカナダ証券法の定義における将来に関する記述が含まれております。これには、BlackBerryとArctic Wolfの間で提案された取引、それに関連してBlackBerryが受け取る対価の金額と種類、提案された取引の予想される時期と結果、提案された取引がBlackBerryの顧客と株主にもたらす潜在的な利益、BlackBerryの期待と見解、その他の過去の事実ではない記述が含まれます。
「期待する」「予想する」「見積もる」「可能性がある」「予定である」「べきである」「できる」「意図する」「確信する」「目標」「計画する」などの表現は、これらの将来に関する記述を示すために使用されています。将来に関する記述は、BlackBerryの現在の計画、目的、見積もり、前提、期待、意図に基づいており、その多くがBlackBerryの管理が及ばない重大なリスクと不確実性を必然的に伴います。取引に関する実際の成果や事象の時期が、将来に関する記述で表明または暗示されているものと大きく異なる可能性がある要因は多岐にわたり、以下のような事項が含まれますが、これらに限定されません。すなわち、Arctic WolfとBlackBerryが提案された条件または予定された時期に、あるいはそもそも提案された取引を完了できるかに関するリスクと不確実性、提案された取引を完了するための条件充足に関するリスクと不確実性、提案された取引に関する買収契約の解除につながる可能性のある事象、変更、その他の状況の発生、提案された取引の発表や、その後の発表、または取引完了がBlackBerryの普通株式の市場価格に与える影響、クロージング後の対価支払いやそのための資金調達の可能性、およびArctic Wolf普通株式の価値に関するリスクを含む、提案された取引の期待される利益を実現できない可能性、提案された取引完了後のBlackBerryの事業(Secure Communicationsポートフォリオを含む)の将来の機会と計画、および業績に関するリスク、提案された取引に関連する訴訟のリスク(それに伴う費用や遅延を含む)、重大な取引コストおよび/または未知または見積もり不能な債務、BlackBerry経営陣の注意が現行の事業運営から逸れることに関するリスク、提案された取引がBlackBerryの業務を混乱させ、通常の事業運営を困難にする、またはBlackBerryが顧客、販売店、チャネルパートナー、その他の第三者との関係を維持することを難しくするリスク、不利な経済、地政学的、環境条件、その他BlackBerryに影響を与えるリスクと不確実性(BlackBerryのSEC提出書類と報告書に「リスク要因」という見出しの下および他の箇所で随時記載されているもの。これにはBlackBerryのForm 10-Kによる年次報告書およびBlackBerryのMD&Aの「将来に関する記述についての注意事項」のセクションで議論されているものが含まれます。これらの書類はwww.sedar.comまたはwww.sec.govで入手できます)。
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